獣医師 南毅生のブログ (その10)
“動物病院経営のはなし
今回は、
“動物病院経営のはなし”です。
今回は、繁忙期前の仕事に関して話したいと思います。
今だからやっておくべきことは何でしょう。
大切なのは、飼い主さん目線で病院を見るということだと思います。
病院の玄関、待合室、受付、診察室、そして駐車場などの状況です。
今やっておくべき事
よく、整理整頓という言葉を使います。
「整理」とは、「いるものといらないものを分け、いらないものを捨てる」
「整頓」とは、「必要なものをいつでも誰でも取り出せるよう、配置すること」
という意味ですが、各部屋でこの整理整頓がなされているかを確認する必要があります。
例えば、病院の待合室には、病気の話のパンフレットや処方食等が置かれています。
待合室で先生をお待ちしている時飼い主さんはそれらを目にするわけですが、疾患で来院する場合飼い主さんは、今回問題となっている疾患以外の情報は必要としていません。処方食も同様です。
多くの情報を一緒くたに並べても意味がないということになりますので、さまざまな情報を整理し、【飼い主さんが必要なもの】のみを提供する必要があります。
いずれの場所も、掃除・ニオイに関しては、積極的に取り組む必要があります。
予防医療で、1年に1回来院される飼い主さんが、“えっ..この病院⁈”と感じたら、来年は来ないかもしれません。
先生方は、毎日多くの症例を診察されていますが、飼い主さんにとっては それが1回100%の機会になります。常にこの状況を考えて準備・接する必要があります。
これらの事をJCABINでは、先生方とこの様な内容を細かく話し合っています。興味ある方は、是非「南毅生Liveコース」に申込しご参加ください。。
文責
南 毅生
Takeo Minami,DVM,MS,PhD,JCVS