2023.07.01

獣医師 南毅生のブログ (その25)

動物病院経営のはなし

今回は、休暇の取り方に関して、考えたいと思います。

スタッフは、繁忙期は別として、その他の季節に満足する休暇を取っているでしょうか?

 

どこかに旅するには、少なくとも3日(年に数回)、できれば1週間(1年に1回)の休暇が取れればスタッフは非常に満足すると思います。

 

しかしそのためには、スタッフが休暇を取っている間の人員の補填・勤務体制を整える必要があります。
獣医師が一人で診察している場合には、休診にしなくてはなりません。でも、一人の病院の院長も1年に数日の休暇が必要ではないでしょうか?

 

では、休暇を取りたい季節は春夏秋冬のいつだと思いますか?
おそらく、その季節は個々のスタッフで異なると思います。ということは、各スタッフの休日の季節が重複することは、あまりないということになります。

 

もちろん、長期休暇は前もってその日程を決めることが通常だと思います。ですので各スタッフの休暇志願日程は、少なくとも3ヶ月前には決まっているのではないでしょうか? 

 

本邦では、祝日は17日有ります。元旦を除くと16日です。
祝日を休診とされている病院では、祝日(休診日)を含めた3日の休暇なら、体制を整えられるのではないでしょうか?

 

スタッフに、できればその祝日を含めて「3日の休暇をとるように考えて」と提案することができます。残り2日は、残ったスタッフで体制を整えることになります。
このような提案を考えることで、3日の休暇を取ることか可能になると思います。

 

スタッフの休暇に関して、JCABINでは、先生方とこの様な内容を細かく話し合っています。興味のある方は、是非登録してご参加ください。

 

文責
南 毅生

一覧へ戻る