2023.07.22

獣医師 南 毅生のブログ (その29)

外科手術のはなし

気道の手術について、考えたいと思います。

 喉頭麻痺は、日常的に症状が出ているため確定診断まで時間がかかることがあります。特に夏場、呼吸様式の変化、睡眠障害による食欲低下等非特異的な症状が発生していることが多いようです。実際に来院されて喉頭の動きを観察することで、この疾患の確定診断ができます。

気管虚脱は、軽度から重度まで時間経過で症状が悪化(進行)していきます。この疾患に対する処置方法は、様々な方法が報告されています。現在、我々は、症例に適合した虚脱部分の口径・長さに合ったステントを装着して良い結果を得ています。この処置には麻酔が必要なんありますが、処置時間は5−10分程度です。しかし、気管支の虚脱に対しては今後の処置方法が検討される必要があります。

両方の疾患の処置後、症例は深い眠りに入ります。おそらく十分は睡眠が取れていなかった証拠と思われます。

喉頭麻痺そして気管虚脱の手術症例に対しての処置方法に関して、JCABINでは、先生方とこの様な内容を細かく話し合っています。興味のある方は、是非登録してご参加ください。

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文責

南 毅生

 

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