獣医師 南 毅生のブログ (その50)
外科手術のはなし
1次診療・2次診療においての役割の話
1次診療は、
飼い主さんと動物に接する最前線。動物の健康管理をメインとする仕事。
2次診療は、
1次診療施設で診断困難・治療困難な症例に対して専門的に医療サービスを実施して動物・飼い主さんの不安を取り除く施設。
つまり、
1次診療施設の獣医師としては、かかりつけの病院として飼い主さんの不安・動物の健康管理を目的とする医療サービスを行い、より高度な医療の必要性あるいは難病に遭遇した場合、この症例の今までのすべての健康状態・疾患状況・現象を明確に整理し、2次診療施設の担当獣医師に報告し、問題の解決を依頼する。
2次診療施設の担当獣医師は、1次診療施設から依頼された症例をスピーディーに診断そして治療を行い、可能な場合は完治させる。完治が困難な場合は、可能な限り快適な状況で退院させる。その場合、今後の治療方法・予後に関して適切に1次診療施設の担当獣医師並びに飼い主さんに説明する。
とすると、それぞれがどこまでの外科手術をするか、役割が分かれると思います。
“Relief often,
Cure sometime,
Comfort always”
by Mayo
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文責
南 毅生