獣医師 南毅生のブログ(その52)
新年 あけましておめでとうございます。
2024年は、元日の地震に続いて羽田空港での衝突事故からのスタートでした。幸いにもこの事故では、日航機の乗客乗員が全員無事で良かったです。お亡くなりになられた5名の方のご冥福を心よりお祈りします。
また、その後も刃物を持って人を刺す等、悲惨な事件が起こっていますが、今年は、平和で過ごせる年になる事を心から祈ります。
さて、最近得た情報で、「これから我々獣医業界はどうなるのか」非常に心配な記事を発見しました。
犬の飼育頭数の変化です。2008年がピークで約1300万等飼育されていたことになっています。しかし、人口の減少や年齢分布から、2024年には犬の飼育頭数が400万頭近くに落ち込むということです。
さて、最近得た情報で、「これから我々獣医業界はどうなるのか」非常に心配な記事を発見しました。
犬の飼育頭数の変化です。2008年がピークで約1300万等飼育されていたことになっています。しかし、人口の減少や年齢分布から、2024年には犬の飼育頭数が400万頭近くに落ち込むということです。
「そんな事はないよ。だって、毎日結構な数の症例が来院しているから!」とお思いでしょうか。
でも、考えてみて下さい。2008年から2024年までの16年間で900万頭の犬が亡くなったことになります。この数の疾患の症例が来院していたことになります。
今年は、全国で飼育されている犬の数が400万頭です。2008年の30%の数ですので、今年の春の予防シーズンの来院件数が激減する可能性があります。
この様な環境の中で、小動物業界がどの様にして存続していくかを真剣に議論する時代になったと考えられます。
JCABINでは、1月15日から動物病院の運営に関するレクチャーシリーズ「南毅生の動物病院経営 戦略期」を開始します。少しでも危機感を感じている先生がいらっしゃったら一緒に議論しましょう。
文責
南 毅生