2023.03.25

獣医師 南毅生のブログ(その12)

動物病院経営のはなし

今回は、
“動物病院経営のはなし”です。

在庫管理

今回は、様々な消耗品の在庫に関して話したいと思います。

薬品は有効期限があるので、特に在庫の管理が重要です。また、ペットシーツ等の有効期限が基本的に無いものの在庫管理も必要です。

以前、大量のペーパー類が倉庫にあり「何故、こんなに購入したの?」と質問したら、担当者が、「なくなると困るから!」という返事でした。
これらのほとんどは“アスクル”で購入できるものでしたし、実際購入していました。
そこで、「数日分の在庫で良いのでは⁈だって“アスクル”の商品は、注文すると明日来るから“アスクル”なんだから」って言うと、担当者は、欠品することに気を使いすぎて、多くを持っていると安心という感覚でした。
しかし、毎日あるいは毎週そして毎月の使用量と、各製品の注文から納品までの期間を把握できていれば、在庫を最小にできますね。

在庫管理の重要性

このことは、有効期限のある各種ワクチンに関しても同様です。
通常、来院件数は週末に多いですが業者は休みです。欠品したからと慌てて注文しても、必要な時に納品されません。よって、来院件数を予想して、たとえ納品業者が休みであったとしても大丈夫な量の在庫を必要量確保しておかなければなりません。それには、担当者の記録と発注の采配が必要です。

また、在庫管理は決算時にも必要なことです。100錠入りの瓶に入った薬品の在庫量をどの様に確認しているでしょうか?
1錠1錠、瓶から取り出して数えるでしょうか? それは大変な仕事量ですから、院内での在庫確認方法を決めておく必要があります。

在庫管理に関して、今だからやっておくべきことは何でしょう。

これらの事をJCABINでは、先生方とこの様な内容を細かく話し合っています。興味ある方は、是非 登録してご参加ください。

文責
南 毅生

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