2023.04.08

獣医師 南毅生のブログ (その14)

動物病院経営のはなし

今回は、診察時間の話をしたいと思います。

例えば、
月曜日〜土曜日:午前9時から正午、午後4時から7時 
日曜日:午前9時から午後1時
水曜日・祭日:休診

どうでしょうか。
一般的な診察時間はこんなふうでしょうか?

診察には、予防医療、健康診断そして、疾患医療があります。
この内、疾患医療だけが疾病の発生時にする診察となりますので、それが診察時間内でないと診察できないということになります。

では、予防医療と健康診断はどうでしょうか? 
飼い主さんは、ご自身が都合の良い時間に来院されることになります。
これは、その都合が診察時間内であれば、診察できるという事になります。

疾患医療に関して、午前3時間、午後3時間、1日合計6時間も何らかの疾患に罹患した症例に備えて待機する必要があるでしょうか? 
再診は、飼い主さんの都合で来院されるので、1日の診察時間帯を見直す必要があると思います。

雇用の面から考えてみましょう。
特に獣医師の場合、午前9時から午後7時 合計10時間。途中で休憩が入るとしても、診察時間前に出勤し、そして診察時間終了後にも片付けが有りますので、それ以上の勤務時間となります。
ですので、最低1日10時間、週5日出勤。合計で、50時間です。過剰勤務ですね。大きな問題です。

では、診察時間帯をどうすれば良いでしょうか?


診察時間帯の設定に関して、JCABINでは、先生方とこの様な内容を細かく話し合っています。興味ある方は、是非 登録してご参加ください。

文責
南 毅生

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