2023.04.22

獣医師 南毅生のブログ その16

今回は、“動物病院経営のはなし”です。

休みの話

今回は、休みの話をしたいと思います。

通常、勤務時間は毎週40時間が基本となっています。
週休2日とすると、1日の勤務時間は8時間となります。
途中休憩1-2時間入ったとして、病院内滞在時間は、9-10時間となります。

診察時間が、午前9時からお昼休みと途中休憩して、午後8時までとします。
病院滞在時間は、11時間となります。2時間の休憩を入れても9時間の勤務となってしまいます。
このことから診察時間の短縮あるいは早番・遅番勤務の導入が必要になります。
しかし、獣医師1名では、このシステムは、実施することができません。

年間労働時間

1日8時間 年間労働日数 260日 年間休日日数は、365-260日で、105日となります。

 

休暇に関しては、この休日日数には含まれないことになります。
スタッフは、勤務後6ヶ月で、年間10日の有給休暇を取ることができますが、雇用者は、繁忙期にこの有給休暇を取ることでスタッフの人数が少なくなり、通常の業務が実施できない等を説明して拒否することが可能と考えられています。

 

毎日の診察時間帯、スタッフの勤務時間そして、有給休暇の消化を考えると、診察の曜日、休診日、そして、有給休暇の取り方、これらを標準化してスタッフの勤務を考えないといけないということになります。
経営者としては、これはかなり困難な課題です。

 

勤務時間・休日そして有給休暇の設定に関して、5月1日にライブにて話していきます。
興味ある方は、是非登録してご参加ください。

 

文責
南 毅生

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