獣医師 南 毅生のブログ(その20)
動物病院経営のはなし
今回は、コロナ禍の売り上げの話です。
2020年からコロナ禍が始まり、2022年に収束に向かいました。
下記のグラフは、アメリカの電子商取引の2016年から2022年のグラフです。
2019年と比べて2020年は急速に売り上げが上昇していることがわかります。
動物病院の売り上げはどうだったでしょうか?
同様に2020年から売り上げの上昇がなかったでしょうか?
病院で、売り上げが上昇するような活動をされたでしょうか?
また、2023年1~4月の売り上げを、2022年1月~4月の売り上げに比較してどうだったでしょうか?
2019年の売り上げと2022年、あるいは2023年の売り上げを比較して低下している場合、それは2019年の売り上よりも低下していないでしょうか?
2020年から来院数が増えたのは、コロナ禍で飼い主さんが家に居る時間が多くなり、動物と接している時間が長くなったことに起因していると考えられます。
もし、病院で売り上げを伸ばす努力をしたために、2020年~2021年と売り上げが伸びているならば、2022~2023年も伸びるはずです。また、何らかの売り上げを伸ばす努力をしていたにも関わらず、2022~2023年に売り上げが低下しているとすると、今後の売り上げの推移が心配です。
売り上げを伸ばす戦略に関して、JCABINでは、先生方とこの様な内容を細かく話し合っています。興味ある方は、是非 登録してご参加ください。
文責
南 毅生