獣医師 南 毅生のブログ(その21)
診察時間とスタッフの勤務時間
まず、毎日の診察時間に関して再度、考えたいと思います。
午前9〜12時、午後4〜7時という診察時間が一般的ではないかと思います。
曜日別では、月曜から金曜は上記の時間帯。
場合によっては土曜日も同様な時間帯。日曜日は午前9〜12時で、午後休診という時間帯が多いのではないでしょうか?
休診日は、平日の水曜か木曜日が多いように思います。
では、スタッフの就労時間はどうでしょう?
上記の診察時間帯だとすると、1日の診察時間合計が午前・午後で6時間。
12時〜午後4時のうち休憩を1時間取るとして3時間の勤務。合計1日9時間となります。
診察開始時間30分前に出勤し、診察終了後の片付け等の時間を1時間とすると、合わせて1日10時間半の勤務になります。
週40時間の勤務が法定勤務時間ですから、この勤務時間から考えると週4日の勤務となります。
病院を経営する立場としては、どちらの時間を優先すべきでしょうか
- 飼い主さんにとっての診察時間?
- スタッフの勤務時間?
スタッフにとっては、働きがいのある良い勤務環境を考えて診察時間を考える必要があります。
その環境下で、飼い主さんにとっても診察を受けやすい時間帯を決めていく必要があります。このことから、最初に記載した一般的な診察時間帯からの変更が必至となります。 では、どのように変更することで飼い主さんにもスタッフにも良い時間帯となるでしょうか?
この診察時間とスタッフの勤務時間に関して、JCABINでは、先生方とこの様な内容を細かく話し合っています。
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文責
南 毅生